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【毎日新聞】「地デジ=国の強制」…対応機種の普及率まだ5割弱、これでは多くの「テレビ棄民」生みかねない。停波は動かせないのか

2009年01月04日 05:48

発信箱:誰のための地デジ 潟永秀一郎(報道部)

家に初めてカラーテレビが来た日のことを、今も覚えている。届けた電器屋さんまで
誇らしげに梱包(こんぽう)を解き、受像すると声が上がった。天板には飾り布が
掛けられ、正月には鏡餅を供えた。1967年、車(カー)、クーラー、カラー
テレビがあこがれの「3C時代」だった。

テレビ放送には三つの転換点がある、と言われる。一つ目は放送開始、二つ目が
カラー化、そして三つ目が現在進むデジタル化だ。ただ、前の2回と今回には
大きな違いがある。選択肢の有無と、歓迎の度合いだ。

テレビ放送が始まってもラジオを聴くことはでき、カラー放送になっても白黒
テレビで受像できた。収入や好みで選べたから批判は少なく、買える身の丈に
なることを素直に喜べた。が、今回は11年7月24日でアナログ放送は終わり、
対応するテレビやチューナーなどを用意しなければテレビは見られなくなる。
国策による強制だ。後は「見ない」という選択肢しかない。

私たちマスコミにも責任はあるが、後期高齢者医療制度と同じく、停波が
決まった01年当時はその重みをあまり論議しなかった。残り3年を切った
08年9月時点で対応テレビの世帯普及率は5割弱。政府は約100万の
生活保護世帯にはチューナーを無償配布する方針だが、なお数百万世帯が
残る恐れがある。多くは高齢者らの生活弱者だ。

労働者派遣が原則自由化された99年の法改正が今、大量の失業者を出して
いるように、同じく経済原理で進められた地デジ化は多くの「テレビ棄民」
を生みかねない。それでも、停波は動かせないのか--。正月のこたつで
テレビを楽しむ、老いた母の背を見ながら思う。

http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090104k0000m070077000c.html

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