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【社会】 「派遣切るより、働かない高給正社員をクビにしろ!」と識者ら…「仕事は"つきあいゴルフ"で年収2000万の人もいる」

2008年12月22日 01:16

・非正規社員のクビ切りが社会問題化している中、正社員の過剰な保護はやめるべきだという
 意見が出てきた。非正規社員を切るよりも、たいして働かずに年俸1000万円以上の中高年を
 リストラするほうが費用対効果は大きい、という主張がその一つだ。
 一方、正社員と非正社員の垣根をなくしてフラットにするべきだ、つまり、正社員にも賃下げや
 解雇を認めたらどうか、という意見もある。正社員だから安心、とはいえない時代に突入したらしい。
 ソニー、トヨタ自動車、キヤノンといった世界企業は米国発の金融危機の影響で輸出が減り、
 相次いで数千人規模の解雇を進めている。真っ先に切られるのは派遣社員や期間工といった
 非正規社員だ。
 「非正規社員を切ったって、コストカットの効果はたかが知れています。それよりも、大した
 働きもせずに年1000万円以上をもらっている部長クラスを切るほうが、よっぽど費用対効果が
 ありますよ」と話すのは、人事コンサルティング「Joe's Labo」代表の城繁幸氏だ。
 さらに、正社員と非正規社員の垣根をなくしてフラットにし、正社員にも賃下げ、クビ切りを実施
 するのがいい、というのが持論だ。
 「年齢に応じて支給される『年齢給』を止めて、仕事量・内容で判断される『職務給』に切り代える
 べきです。年齢給は日本独特の給与制度で、欧米ではむしろ職務給が当たり前なんです。
 また年齢給のせいで、非正規社員が増えているという現状も無視できません」
 労働者全体に占める非正規の割合が4割を超えたが、このままだとすぐに5~6割になる、
 と同氏は推測する。
 例えば、35歳の元フリーターを正社員として雇用する場合、能力や経験が年齢に見合うだけ
 ない場合でも、年齢給制度があるとそれなりの給料を支給しなければならないが、非正規社員
 なら仕事量に応じた賃金で雇うことができる。その結果、安く雇えるという理由で非正規社員の
 雇用が増えていった。
 ところが景気が悪くなると簡単に切り、景気が回復して人材が必要となれば非正規で雇う。
 正社員は雇わず、非正社員が増える一方だ。こうした「負のスパイラル」に陥り、従来の
 雇用システムは破綻した、と城氏は見ている。

 経済学者で上武大学教授の池田信夫氏も、ブログで「中高年のノンワーキング・リッチ」が
 問題だ、と述べている。
 そして、こんな例を明かしている。最近、NHK地方局の局長になった人物は「死ぬほど退屈」
 している。「末端の地方局」に編成権はなく、主な仕事と言えば「ライオンズクラブの会合に
 出たり、地元企業とのゴルフコンペに参加したりする」こと。にもかかわらず、彼の年収は
 2000万円近い。

 池田氏は「日本経済の生産性を引き下げて労働需要を減退させ、若年労働者をcrowd out
 (弾き出す)しているのは、こういう年代だ」と強烈に批判する。
 もっとも、賃下げや解雇はそう簡単ではない。大学生に売れている「就活のバカヤロー 
 企業・大学・学生が演じる茶番劇」(光文社新書)の著者、石渡嶺司氏は、「実際に正社員の
 賃下げは難しく、ましてや解雇は逮捕されたとか、よほどの理由がない限りできない」という。

 「労働基準法」で、合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、
 その権利を濫用したものとして解雇は無効とする、と定められているからだ。
 「結局、非正規社員や20歳代から30歳代の正社員にしわ寄せが及んでいます。学生の無知に
 つけこんだ『内定取り消し』も同じことです」 
 過剰なまでの「正社員保護」をどうにかしなければいけない時期にきているのかもしれない。

 http://www.j-cast.com/2008/12/20032296.html
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