スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【話題】「食券機」「コンビニ」「牛丼屋」…日本人の「サービス精神」こそクールジャパン…マーティ・フリードマンさん

2008年12月07日 15:16

ここ数年、さまざまなメディアに登場する「Cool Japan」。
当初はアニメやゲームといった「オタクカルチャー」を
イメージして語られることが多かったが、近年はファッションや
ポップミュージック、テレビ番組など、そのジャンルを広げてきている。
いったい、「Cool Japan」とは何なのか。そして次に世界を熱狂させる、
新たな「Cool Japan」は何か?各界の著名人や、業界の最先端にいる人たちに話を聞きながら、
「Next Cool Japan」を探っていく。

実態のない「Cool Japan」を探る上で、日本を理解する外国人の目線は大きなヒントになるだろう。

そこで今回は、世界的ヘビーメタルバンド「メガデス」の
ギタリストとして世界各国を飛び回り、脱退後、日本を拠点に音楽プロデュースや
J-POPなどの音楽評論を行うマーティ・フリードマンに話を聞いてみた。

マーティが考えるネクスト・クール・ジャパンをはじめ、
外国人の彼が感じるCOOLな日本を探っていく。

──早速ですが、日本人ではないマーティさんは、外からの目線で日本を理解していると思います。
それはクールジャパンを理解しやすく、見つけやすい存在でもあると思います。

マーティ・フリードマン そうだね、まず外国人の僕がメガデスを辞めて、
日本に住んでいることが、日本がクールジャパンに相応しい国という証拠じゃないかな。日本に5年住んでいるけど、
斬新な発想や刺激になるものがものすごく多いよ。本当に日本がいい国だと毎日感じてる。

──具体的に日本の良さはどういったところですか?

マーティ メガデスの時代に、ツアーで毎年40カ国くらい回っていたから、
ほかの国ともすごい比較できるじゃん。「この国また行きたい」とか
「この国はもう十分」とかって。 その中でも日本のツアーは
一番ワクワクしてた。それは、僕らのバンドだけじゃなくて、
ほかのミュージシャンも同じだと思うよ。

だって日本はスタッフがしっかりしてるし、会場もキレイ、
音響もいい、お客さんもちゃんと聴いてくれるから、ミュージシャンとして
一番やりやすい環境がそろってる。何もかも打ち合わせのとおりで、
時間通りなところもすごい。

ほかの国はプロでもアバウトなところがあるから、
日本のような国はまずないね。それに、みんな丁寧だし、
食べ物もおいしい、何より女の子がかわいいから、特別だよ。

音楽以外では、都会の建築1つ見ても、古いものと
新しいのものが共存してる。例えば、新宿中央公園に熊野神社があって、
その隣に都庁があるじゃん。そのギャップがすごい面白い!
古いものがいっぱい残っているのに一番未来的な国でもあるから、
すごく飽きないんだよ。
──漫画やアニメが海外でも人気なのは分かりますが、
そのほかの日本のポップカルチャーも本当に海外から注目されているんでしょうか?
マーティ 少し前までは日本を訪れないと日本の良さがあまり分からなかった。でも、
インターネットなんかのグローバル化のおかげで、知りたい情報はすぐ手に入る。だから、
ちょっとでも興味があればいっぱい情報を得られる時代。その流れもあり、
今、日本のポップカルチャーは海外からすごく注目されてる。
音楽にしても、J-POPのPVなんかを「Youtube」で見ることができて、コメントも英語で書き込めるから、
みんな面白がって探してるよ。だから、間違いなく少しずつJ-POPはアメリカに知られるようになってきているね。

──外からの目線なので、リアリティーがありますが、マーティさんにとってのクールジャパンは何ですか?
マーティ コンビニかな(笑)。
──コンビニですか!! もともとは海外から日本に来たものですよね?

マーティ もちろんアメリカにもコンビニはあるけど、売っているものが僕が子供の頃とまったく変わっていない。
チョコにしても、スニッカーズとかM&M'Sとかだけでつまんない。
日本は毎週新しいモノが出ている。期間限定とか、北海道限定とか、
何かしら新しいものがあるじゃん。だから、全然飽きない。

お弁当もそう。時間がないときに、すぐおいしいものが手に入るのは幸せだよ。
向こうはお弁当なんてなくて、ファーストフードしかないからね。ファーストフードだって、
日本は新鮮で体にやさしいものを目指してるよ。つまり、
コンビニをはじめとして、お客を常に満足させる工夫があるんだよね。

──では、ポップカルチャーに絞ると何かありますか?

マーティ 特別詳しくはないけど、やっぱりアニメとか漫画かな。
日本は漫画の数も読む人も多いから競争が激しい。だからその分、
クオリティーも高い。日本のマンガは間違いなく世界一だよね。
アメリカは数があまりないし、内容も大味であまり面白くない。

だから向こうでも日本のアニメと漫画が特に受けている。
本当はアニメや漫画以外にも、日本のいいところはたくさんあるんだけどね。
──「アニメや漫画以外にも、日本のいいところはたくさんある」とおっしゃいましたが、どんな点ですか?
マーティ 直接的なクールジャパンではないけど、日本のサービス精神は、本当に自慢できると思うよ。
特に、仕事している人たちは時間どおりで、身なりもいつもきちんとしている。常に細かいところにまで気を配っているしね。
日本では当たり前かもしれないけど、アメリカは看護師さんにしても、キャビンアテンダントにしても、
テキトーで全然きちんとしてない。日本はどんな仕事でもみんなプライドを持ってやってる。
嫌なところだってあるのに、それを見せないでちゃんといい仕事をする。その頑張る魂がすごく好き。

 仕事が好きじゃないからって、手を抜いて働くのは精神的に悪いと思う。どんな状況でも
精一杯頑張らなきゃいけないって思う魂はすごく日本的で海外に受けるし、
世界に見せたいね。

──つまり仕事に対するプロ意識が強いってことですよね

マーティ そう、まさにそれ!! チップがなくても、スタッフがすごく親切にやってくれるところがすごい。

海外はチップがあるくせに親切にやってくれない。チップ制は、実はお客に仕事をさせてるんだよ。
僕はウエイターとかウエイトレスの顔を覚えなくちゃいけないし、彼らの仕事を判断して、
チップを計算しなくちゃいけない。レストランに行って、お客側が彼らの動きを気にしなくちゃいけないのは疲れるよ。

日本では、レストランに行ったら完全にお客さんでいられる。
レストラン出るときも、ウエイターの勘定を待たずに、食事が終わったら、
自分のタイミングで出れるでしょ。すごく楽だよ。

ラーメン屋とかの食券機だって、あれ天才じゃん。向こうには絶対ないけど、
時間の短縮にもなるし、注文の誤解にもならない、さらに証拠にもなる。

タクシーだって、日本は毎日洗車するんだよ。アメリカでは1年に1回くらいしか洗わないはず。
運転手さんもすごく丁寧で優しい。日本はどこに行っても、何を見てもお客優先にものを考える。その精神は本当にCOOLだよ。

そういうのを味わって、アメリカに戻るとイライラしちゃうよね。
一度、日本に慣れるともう戻れないよ。
──目に見えないサービス精神は日本を発信源に海外に広がっていくものですかね?

マーティ 簡単じゃないけど、そうなってほしいよ。
外国人が日本に来たら、そういう良さは感じるし、分かるしかない。
それで、少しずつ日本を中心に広まっていくと思う。

もし、アメリカ人が牛丼屋さんに行ったら、みんなびっくりするはずだよ。
お昼の牛丼屋さんは、すごく混んでて大変なのに、スポーツチームみたいに
チームワークよく必死に頑張ってる。チップ関係なしにね。
あの姿勢にはめちゃくちゃ尊敬しますよ。見ててすごくチップあげたくなる。アメリカじゃ、あんなに頑張ってる人は見たことないもん。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20081202/1021477/thumb_240_ncj05_04_px240.jpg
──ずばり次にクールジャパンとして世界に流行りそうなものは何だと思いますか?

マーティ 「J-POP」になると祈っているよ。
僕個人としても、J-POPをもっと世界中に知られるように頑張っていきたい。

──海外で流行るためには、日本語は大きなネックになる気がしますが?

マーティ 今のところ、それは一番大きな壁。でも逆に、日本語はチャームポイントにもなる。
日本人だって、洋楽分からないのに聞いてる人多いから、その逆バージョンだって全然起こるよ。

だから日本のミュージシャンは海外用に英語で歌ってほしくはないね。
まして、日本人の英語はいくら上手でも通じない。J-POPの中に時々英語の歌詞が出てくるけど、
外国人には響かない。それはハートと発音に対して、アメリカ人の耳がシビア過ぎるから。
近所のお兄さんが話しているような英語じゃないと、聞き入れないし、全然頭の中に入らない。
残念なことではあるけど、だからこそ、英語じゃなくて日本語で行けばいい。

そもそも音楽聴くのになんで言葉が分からなきゃダメなのか、逆に知りたいよ。
実は日本語がしゃべれなかったときから、僕は日本の音楽が好きだった。
それは日本語の響きがいいから。意味が分からなくても、その響きがおいしく感じる。
海外でも同じ感覚の人がいるはずだし、言葉分からないほうが神秘的で面白いときもある。
昔に坂本九さんの曲が人気になったこともあるわけだし、また同じようなことが起こってほしい。

──今のところ、アメリカでヒットしている日本人はほとんどいないわけですが、
今後はどんな形で受け入れられると思いますか?

マーティ 今はいないけど、絶対海外でも大ヒットする歌手が現われるはず。
たぶん、すごいキャラが濃い人だったらいけると思うよ。
イメージがちょっとショッキングで日本にしかないような、
例えば、メイドカフェの格好とかしたキャラの強い子とか。

僕の予想だと、僕がプロデュースしてる北出菜奈さんとか、中川翔子さんみたいなすごい面白いキャラで、
自分の世界がある人は、たぶんアメリカでもうまくいく。「Dir en grey」が海外で流行っているのを見ても、
彼らの見た目やアイデアが日本でしか生まれないようなものだからね。Puffyなんかもわりとそうだし。

ただ、すごいユニークで面白いキャラが、日本代表として海外で売れることが、
本当にいいことか分からない。日本でもすごいクオリティーの高いアーティストがいっぱいいるから、
海外の人がそれを体験してほしい。でもアメリカでは、
英語が母国語のイギリスの歌でもあんまり受け入れない風土があるから、やっぱり突出したキャラクターは必要かも。

そう考えると、日本人はどの国の音楽でも聴くよね。
ラジオなんかでも、幅広い国の音楽が平気で流れてるし、
タモリ倶楽部の「空耳アワー」見ても、視聴者がアフリカからラテン系までなんでも聴いてるじゃん。
アメリカは残念だけど、言葉が分からないと完全にシャットアウトしちゃう。それはアメリカ人として恥ずかしい。
──では、その部分での日本とアメリカの違いは何ですか?

マーティ 日本人のいいところは、良いものであれば、垣根なく楽しめる人種であるところ。
物が良ければ、世界中からいいものを探して、見つけて楽しめる。
料理にしても、ちゃんとその国の良さを持って日本に入れるようにするじゃん。

だから世界のベストのものは、全部日本に集まってるよ。それはたぶん日本の
一番のチャームポイント。だって、どんなにマニアックな趣味であっても、
日本のどっかに専門店が必ずある。

例えば、僕の趣味はヨーロッパの電車で、その中でもオーストリアの電車が
ベストなんだけど、それはかなりマイナーでしょ。
でも、新宿のどこかには絶対専門店があって、模型とかおもちゃとかを置いてるはず。

音楽の楽器でも、本でも同じ。日本人は世界中を探していいものを持ち帰る。
きっと、いいものを認めるのがすごく上手で、さらに日本の文化と融合させて、
新しいモノを見出していくことができるんだと思う。
──ご自身でJ-POPユニット「LOVEFIXER」を組まれていますが、
日本のJ-POPを世界に伝えることも狙いにありますか?

マーティ ありますけど、まず日本で受け入れられることを目指します。
その後、少しずつ世界を目指していければと。
J-POPやJ-ROCKだけの日米ユニットは世界でも初めてだろうから、
それが事件的というか、おいしいからやりたかった。

和洋折衷じゃないけど、僕らの音楽には、洋楽と邦楽のいい味が両方入っているので新鮮なはず。
でも、最初は普通の邦楽として聞いてもらって、映像で見てみたら外国人いるじゃんって感じで思われたい。

──海外での知名度もあるマーティさんは、
「Cool Japan」を世界に広める架け橋的な存在になれると思いますが?

マーティ ぜひ、そうなりたいよ。それはわざとらしくではなく、
自然にそうなっていくと思う。日本に来て、たくさんの夢が叶っているから、
すごいありがたい気持ちでいっぱい。そのありがたい気持ちがいろいろなところで現れるから、
もし日本の良さをほかの国に伝えることができるなら、僕としてもすごくうれしいよ。


おわり。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20081202/1021477/
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://tottokotottoko.blog55.fc2.com/tb.php/3084-89dbc28d
    この記事へのトラックバック


    最近の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。