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【捕鯨問題】「日本は抵抗する気力も失せつつある」日本政府の代弁者だった前外務副報道官が捕鯨反対の本心を語る…豪紙

2008年11月22日 21:11

谷口智彦氏は過去3年間、日本政府の見解を発表する立場だった。日本の外務省の副報道官
だった彼は海外メディアとの質疑応答を毎日担当していた。大量の事案に対処してきたが、彼が
最も嫌だったのは日本の捕鯨プログラムを擁護することだった。政府方針を守るのは彼の仕事
である。
「私はこの問題でCNNやBBCやABCなどからよく呼び出されたものです。この件が一番多かった
でしょうね。日本が捕鯨に執着するだけの意義を私は見出せなかったので嫌でした」と、谷口氏
は流暢な英語でヘラルド紙に語った。

現在、谷口氏は外務大臣のアドバイザーだが7月に退官して雇用関係はなくなったので、今では
自由に本心を打ち明けることができるのだ。
「日本の捕鯨業は年75億円の収入をあげますが、それは僅かな金額です」。
世界第2位の経済大国である日本のGDPは515兆円に上る額である。捕鯨業はこれの僅か
0.0014パーセントにしかならないのだ。

「捕鯨業を守ることが日本の国益になるわけではありません。利益になることなんて殆どないの
です。もしもオーストラリア人が日本の自動車産業を攻撃するようなことがあれば、私たちはそれ
を守ろうと手を尽くしますが、捕鯨は自動車産業のようなものではありません」と谷口氏。
彼は「国益」の観点でバランスシートを考えるべきだとする長文記事を日本の月刊誌「Wedge」に
寄稿している。負債側(マイナス面)には「この問題があるが故にオーストラリア、米国、カナダ、
英国、ニュージーランドなどの英語圏諸国からの日本に対するイメージを損ねている」点を計上
しなければならないと彼は強調する。 
日本の捕鯨船団は今週、グリーンピース以外には知られることもなく例年の南極海捕鯨に向けて
出航した。悪評に晒されている捕鯨の開始である。谷口氏は日本には「科学的調査」の名目で
行っている捕鯨プログラムを支えるだけの筋の通った議論があることは認めている。
彼は(歯がなくてオキアミや小魚を主食とする)ヒゲクジラ類以外は大量の魚を食べる点を指摘
して、「証明するのは難しいが、これらのクジラが増えると魚種資源を枯渇させる恐れがなくは
ない」としている。
しかし、だからと言って彼は弁護するつもりはないと言う。「正当性があるとしても世界190ヶ国の
中でそんなことを言う国は他にありません。そして、いい製品を作ってもそれに対する消費需要が
なければ市場は成り立ちません」。

◆麻生氏は「調査捕鯨」に批判的だった
オーストラリアは今年は捕鯨問題が解決するのではないかと期待していた時期もあった。
今年5月、麻生太郎氏(当時は自民党幹事長)は、「捕鯨というこんな小さい産業を支えている
ことだけの理由で」オーストラリアの日本に対する感情をいたずらに損ねているのだとしたら、
日本は「できるだけ早くこの問題に対処すべきだ」と、公式に見解を述べていた。
彼は科学的調査を理由に捕鯨業を正当化することをからかっていた。
「誰か調査捕鯨の“調査結果”について聞いたことある人います?」と、彼はおどけて見せたもの
だ。彼が内閣総理大臣に就任した時には、彼なら捕鯨を支えている5億円の補助金を削減する
のではないかとの期待が膨らんだが、捕鯨船団は再び公海に向かっている。そして麻生氏の
首相の地位も今や危うくなっている。

谷口氏は捕鯨業が消滅することを望んでいる。鯨肉の売り上げ額は大したものではなく、非経済
的な活動なのである。政府財政赤字が悪化する中、毎年補助金を出していくのも難しくなっていく
だろう。谷口氏はオーストラリアその他の反捕鯨国が強硬に圧力を加えるのは却って日本政府の
捕鯨への政治的支援を定着させるだけだとして忠告した。
ラッド内閣はこの忠告に沿った対応をとるだろうし、両国はこの問題に冷静に対処するだろう。
日本は今年の捕鯨船団には海保職員を乗せていないし、オーストラリアは昨年のような税関船の
派遣を行わない予定だ。
オーストラリアはクジラの非致死的調査を行うために600万ドルを投入するとピーター・ギャレット
環境相が発表し、日本も含めて広く参加を呼びかけているが、これは対立解消に向けたより建設
的な代替策といえるだろう。

◆“忌むべき汚点”を抱える国は少なくない
国家イメージを損なわせ他民族から毛嫌いされることにも繋がりかねない、何らかの“忌むべき
汚点”を抱えている国は少なくない。
中国にはチベット問題があり、米国にはグアンタナモ湾の問題を抱えている。そしてトルコには
アルメニアの大量殺戮があり、日本には捕鯨問題だ。

非経済的で日本のイメージを損ねるばかりの捕鯨は数年後には消えていくだろうと谷口氏は
予想している。しかし現在のところは、事態が深刻化して日豪双方の国益が損なわれることに
ならないかと心配している。
「日本の子どもたちは、オーストラリア人が日常的にカンガルーを殺して更に食べたりもしている
ことを知ればぞっとするでしょう。彼らにすれば、カンガルーはクジラより遥かに可愛いと思います
からね」。  (以上、長文にて一部省略)



豪シドニー・モーニング・ヘラルド:
http://www.smh.com.au/news/environment/whale-watch/japans-fading-appetite-for-a-fight/2008/11/20/1226770639938.html
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